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会津絵ろうそくまつり-ゆきほたる-【2月9・10日】
2018/01/22
今年で19回目の開催となります
会津絵ろうそくまつり-ゆきほたる-

今年は、連休中の、2月9日(金)と10日(土)に開催です。

雪に覆われた白銀の世界に
幽幻に漂う、絵ろうそくの灯り

美しくそびえ立つ鶴ヶ城をバックに
時を超えた、伝統の美が広がる


会津の冬は静かです。

厚い雪にすっぽりと埋まり
春を今か今かと待つ冬眠するクマのように

会津の冬は、小正月を境に、雪解けの3月まで次静かに静かに過ごします。

静かな会津の風景に、
美しく象った雪の結晶がひらひらと舞い降ります。


そんな静かな冬の夜に開催されるのが、絵ろうそくまつりです。

夜はほとんどの人が
こたつで丸くなって過ごしますが、
この日の夜は
あたたかく灯る炎のゆらぎを楽しみに鶴ヶ城へと足を運びます。


また、鶴ヶ城から車で約10分の場所にある、庭園、会津藩2代藩主保科正経が領民を疫病から救うために薬草園をつくり、昭和7年に徳川時代の代表的な大名型山水庭園として国の名勝に指定された『御薬園』でも
その灯りを楽しめます。


【会津絵ろうそくの歴史】
伝統工芸品 絵ろうそくの始まりは、今から500年ほど前、宝徳年間、時の領主芦名盛信が漆の植樹を奨励したことに始まったといわれています。
漆樹の樹液は漆塗料となり、又その実(種)からは蝋(ろう)が採取されたため、
以来「漆器」と「ろうそく」は会津の伝統的、かつ誇るべき産業となりました。

天正年間(1590年)に、この地に移ってきた蒲生氏郷が、
近江より優れた技術者を呼び寄せ、品質は更に向上。

その後、江戸時代には藩主である松平氏が財源として活用した為、
ろうそくは日本中に行き渡り会津ろうそくの品質の良さは広く世間に知られることになりました。

又売り上げ向上をはかるためにろうそくに絵を付けた絵ろうそくが考案され、、当時の大名や神社仏閣、上流社会で愛用されました。

特に婚礼の際には一対の絵ろうそくがともされ、これが「華燭の典」の語源になったとも言われています。
又花のない会津の冬には仏壇に供える花の代わりに絵ろうそくを飾るようになったといわれています。

その歴史と共に愛でるひとときを
お過ごしいただければと思います。

どうぞこの機会に「会津絵ろうそくまつり」をお楽しみください。